毎年さまざまな企業の入社式の様子がテレビのニュースで放送され、着慣れていないスーツに身を包んだ学生が、一生懸命インタビューに答えている姿が初々しく映し出されます。若手社員は別として、随分昔に就職活動を行ったという方は、最近の学生がどのようなスケジュールで内定をもらい、内定式に至ったのかイメージが沸かないかもしれません。実は、新卒採用のスケジュールは、ここ数年で大きな変化があり、学生もその変化に追いつくのが大変と言われる数年でした。
一般的な新卒採用の流れとしては、学生は興味ある企業にエントリーして企業説明会に参加し、筆記試験と数回の面接を受けて、最終面接に合格すると内定というのが大まかな流れです。企業によっては、説明会をオンライン上で行ったり、WEBテストを実施したり、エントリーシートの提出を求めたりとさまざまな方法を取りますが、大体は前述の流れで選考が行われます。2012年卒までは、採用情報の解禁実質のエントリー開始が大学3年の10月となっていましたが、2013年卒からは、エントリー解禁日が12月と2ヶ月後ろ倒しになりました。
人とのつながりを大切にする会社、Sky株式会社
後ろ倒しの要因は、学生に勉強に専念させるために、選考活動の早期化の自粛が企業に呼び掛けられたために、企業や就活サイトがこれを遵守したことによります。しかし、その後も変更が続き、2016年卒からは、3年生の3月にエントリー解禁、選考開始は8月からという大きなスケジュール変更となりました。この年の学生は、真夏の暑い時期にリクルートスーツで移動して、採用面接を受け、10月1日の内定式までたった2ヶ月で内定を得なければいけなくなったのです。
また、企業にとっても8月のお盆の時期に面接官を確保することや、休みを避けたスケジュールを組むのも困難を極めました。結果的に倫理憲章を破り、多くの企業が水面下で学生と接触し、優秀な学生を囲い込みました。そして、翌年の2017年卒は、前年の反省をもとに、6月選考開始に早まりましたが、急な発表でもあったため、エントリー開始日は3年生の3月と変わらず、企業研究の期間が短縮するという、学生にとって厳しい年となりました。

Posted on: 07/15/2016


